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新商品「黒糖ビール」が発売されました。
お黒糖ヴァイツェンと黒糖ハイビールを開発するきっかけは、昨年来のコロナウイルス禍による沖縄県への観光客の大幅な減少です。2020年の5月緊急事態宣言が出されて以来、沖縄県の観光産業は、どん底ですが、黒糖の消費もかなり落ち込んでしまいました。その解消策として、沖縄県からの黒糖を原料とした商品の開発の呼びかけがあったのです。それが、商品開発の大きな目的です。黒糖は、サトウキビから砂糖を作る過程で出来るのですが、ミネラル分を多く含み、古くから沖縄では、お菓子や調味料として使用されてきました。災い転じて福となすではありませんが、コロナをきっかけに、新しいビールが誕生し、全国のビール好きの皆さんに届けられるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
お徴 石垣島ビールヴァイツエンは、小麦麦芽を原料に半分ほど使用した、弊社の主力商品です。南ドイツの流れを引き継いだダークな色合いの、フルーティーな香り、柔らかい味わいのビールです。弊社の方針で酵母をろ過せず炭酸も添加していない身体に優しいビールです。
今回の黒糖ヴァイツェンは、その発酵工程で、黒糖を副原料として使用し、さらにシークァーサーエキスで味付けして、ほのかな甘みと酸味がマッチした新しい味わいのビールとなりました。
特徴 弊社は、酵母をろ過せずに製品化しています。それは、身体に優しいビール酵母を消費者に届けたいためです。ビタミンB群、アミノ酸、核酸、ミネラル等を含み、あらゆる食品やサプリメントに使用されています。しかしながら、生きたビール酵母には、味の変化という問題があります。そのため弊社のビールは、冷蔵2ヶ月という賞味期限を設定しています。この問題をクリアするため、4年前にハイビールという商品を開発しました。
弊社のラガービールに石垣島の白百合という泡盛を混合し、アルコールを10％に高めました。ビール酵母は、アルコール耐性が、約8％と低いのです。つまり、アルコールを10％に高めてやると、活動を止めてしまう性質を利用して、味の変化を抑え、常温1年の賞味期限を可能にしたのです。ちなみにハイビールのハイは、ビールと泡盛のハイブリットという意味です。
今回の、黒糖ヴァイツェンも、他のビールと同様、冷蔵2ヶ月の賞味期限ですので、全国にまた海外にも出荷できるようにハイビールを同時に製品化しました。ただし、今回マッチングするのは、泡盛ではなく、同じサトウキビ原料の蒸留酒ラム酒です。宮古島の株式会社多良川が製造するアルコール度数40％のラム酒を提供して頂きました。黒糖ハイビールは、黒糖ヴァイツェンにラム酒をアルコール度数10％になるように瓶詰めし、出荷致します。